理事長あいさつ

 

一般社団法人徳島県仏教会

代表理事・理事長 奥村顕調

 

合掌 このたび誠に僭越ながら一般社団法人徳島県仏教会理事長の大役を仰せつかりました奥村顕調でございます。一言皆様に就任のご挨拶を申し上げます。
さて、昨年より続く新型コロナウイルスの猛威により、人々の行動は変容を余儀なくされ、自由を失った心身は疲弊を隠すことができません。これについては、皆様と共に早期の終息を心から祈るところでございます。
ところで、こうした社会状況の中で、我々寺院のあり方というのも大きな変革が求められているように思われます。仏陀の教えは普遍のものであっても、それを受容する人々の心の変化は自ずと伝導の工夫を要請することでしょう。例えば、葬送儀礼ひとつをとりあげてみても、宗教的情操の風化傾向の上に、このたびはコロナ禍によってさらなる簡略化が当然の如く行われているのが実情です。三密を避けることが求められている以上、致し方ない面もありますが、しかしこうした時だからこそ、我々が従前以上の心持ちで教えを発信していかねばなりません。その為の努力をしてまいりたいと存じますので、どうか皆様のお力添えご協力の程をよろしくお願い申し上げます。
誠に措辞ながら、就任のご挨拶にかえさせて頂きます。     再拝